タイトル
問答無用にイェエエーーーーイ!?!
著者 / 話者
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問答無用にイェエエーーーーイ!?!

縁起、ハレ、季節の催し。
生活の局面では、細かい論理や整合性よりも、むしろそんな堅苦しいことをいかに忘れるかが重要なときがある。

祝祭のめでたさをまとい、縁起を呼び込もうとする装飾性をそのまま形にする。
みんなで集まる。商売繁盛を祝い。声を掛け合う。その縁起を自分の店に持ってかえる。なんとなく元気になる。その気持ちをまた一年引っ張って、前向きに生きていける。

人の気持ちは共振する。「呪」という字は「のろい」とも「おまじない」とも訓読みできるが、宗教や地域、商売という人の想いが重なる場所においては、そういった共振をまずは「上方転換」させる技術を、我々は構造的に導入してきたとも言えるのではないか。


酉の市の熊手
サイズ:長さ20.0cm~140.0cm

毎年11月になると日本各地の神社で開かれる酉の市。
参道や境内には露天商や熊手店がぎっしりと軒を連ね、ここぞとばかりに熊手を売りまくる。それを訪れる人々は買いまくる。商売繁盛を願う自営業や商店主たちでごった返し、あちこちで客と熊手店の価格交渉がおこなわれ、商談が成立していく。この威勢のいいやりとり自体が祭りを一層盛り上げる。去年買った熊手は神社に奉納し、山のように積み上げられた熊手の中から今年の熊手を探す。去年より大きなものを買うと縁起が良いとされ、世の中の景気と商売人の見栄と信仰が絡み合いながら、熊手はどんどん大きくなっていく。

ロボットレストラン
所在地:新宿区歌舞伎町1-7-1新宿ロボットビル地下2F
営業時間:19:00〜23:00
一人当たりの平均予算:5,000円

ロビーに入った瞬間ブチ上がる、その執拗なまでのギラギラ。
反射面と発光面でできた階段を降りると、また反射と発光が包囲するフロアが待っている。
ショーがはじまれば、アッパーな音楽に合わせて文字通りギラギラ光って踊る女の子と、ロボットらしさを思いきりデフォルメして押し出した、どんなロボットよりロボットらしいロボット。ロボットはもちろん光っている!!! 周囲を取り囲むモニターとレンダリングにものすごく時間がかかりそうな映像、記号の束。設計だとか鍛錬だとか、そういうことばは端から存在しないとでもいいたげな態度が徹底され、ばかばかしいほどに圧倒的な熱量と情熱は、清々しいくらいに表面だけに注がれているように見える。ショーの間中、観客には笑顔がこぼれ、店をでるときには不思議と元気でみなぎってしまう。