タイトル
Big Enough for the Earth

バケットホイールエクスカベーター

MAN TAKRAF社 RB298
長さ:240m
高さ:96m
重さ:13,500t
消費電力:16,000,000 w/h
出力:22,670馬力
総工費:130億円
掘削量:30万㎥/時

ドイツ製露天掘り用採掘機「バケット・ホイール・エクスカベーター」。13500トン!22670馬力!

先端の円盤(直径21.6m)部にバケツが設置され、回転しながら、地表に分布する主に石炭を掘削する。ドイツの炭鉱は日本と異なり、石炭が地表近くに埋蔵されている。それを効率良く削り取るには、自走式の掘削機が一番だった。では、なぜこのような形状に? まず、なぜこんなに長い腕が必要だったか。それはこの機械を移動させずに、なるべく広い範囲を掘削するために、大きく、広く旋回する必要があったからだ。そしてその長さを重量的に維持するためには、大きな「胴体」が必要で、その胴体は、掘削した石炭を保管しておく役割も担っていた。全ては、必然なのだ。力を誇示するために大きくしたのではない。ある表現のためにこの形状を選んだのではない。ドイツの炭鉱という、ある特殊な環境が、このような道具を生み出すためのきっかけを与えた。必要は発明の母。発明のためには、思い切って設定環境を変えてみることが役立つかもしれない。