タイトル
LEGOで作った頭を、Duploで作った胴体にはめて、脚をTinkerToyでつくる!?
著者 / 話者
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LEGOで作った頭を、Duploで作った胴体にはめて、脚をTinkerToyでつくる!?

Free Universal Construction Kit

出力ピース:Gears!Gears!Gears! to Lego (uck-02f05m)
使用機器:3Dプリンター UP!Plus2
出力時間:92分
協力:FabLab Shibuya

「なぜLEGOとTinker Toyはくっつけて遊べないの?」という愛する子どもからの素朴な疑問に、あなたはどう答えるだろうか。LEGOだけで作られる創造性もあれば、それを飛び越える創造性だって、当然あって良い。

この作品は、LEGOやDuploなど、異なる10種類以上の組み立て式玩具をつなぐための80種類以上のアダプター群だ。Thingiveus.comなどのシェアサイトで3Dモデルデータとして無料で提供されていて、小型の3Dプリンターで出力することができる。組み立て式玩具の特徴は、個々のパーツ同士をつなぐインターフェースが統一されていることだ。だから、簡単にそれらのパーツをつなぐことができるのだが、それぞれの玩具には、組み立ての難しさによって対象年齢が定められていて、子どもの成長を考えると、実際の使用期間はそれほど長くない。また、別々の会社の製品では当然互換性もない。

アーティストである作り手が子供たちの遊び道具として考えたのは、これらに対して新しい組み立て玩具を作るのではなく、既存の組み立て式玩具の規格を調査し、それぞれを自由につなぎ合わせることができるインターフェースを用意することだった。そこには、既に世の中にあるシステムを調べ、それらを組み合わせるための仕組みを作ることで、最短距離でつくりたいものに到達するハッカーとしての姿勢が見える。

子供たちがすべての「既にそこにあるもの」を木や金属と同じような「素材」としてみることができるようになれば、現代的なおもちゃですら、定型を受け取る場所から、なにか型破りなものを生み出すための工房になる。