タイトル
正しくない街 中野の砦「中野ブロードウェイ」に学べ!
著者 / 話者
『恋する芸術と科学』編集部

サブカルチャーがいまだに根付く、日本でも有数の街・中野。その魔力に吸い寄せられ、日本だけでなく世界中から結集してくる観光客が後を絶たず、オタクスポットとして有名な秋葉原とも違ったスポットだ。現在の姿になるきっかけをつくったのは、多様な店舗が一堂に会する複合ビル・中野ブロードウェイだろう。構造が入り組んでいて、自分が何階のどこにいるのか、慣れていなければ把握することさえできない。古書店、フィギュアやゲーム、CDやアイドルグッズショップに始まり、占い、病院など、一切の規則性に縛られない店並びは、いかにも混沌を体現している。

中野ブロードウェイと言えば、サブカルチャーに親しむ人にとってのメッカだ。その中で、そもそも中野ブロードウェイが今のような奇形的な発展を遂げることとなった一因である古書店「まんだらけ」。1980年の「まんだらけ」開店を契機にサブカル街道を爆走してきた中野ブロードウェイの移ろいを、歴代のフロアマップで確認しよう。

編集部が独断と偏見で選んだ、フロアマップ上に赤で印をつけた箇所がいわゆる「サブカル店舗」だ

※資料提供:=中野ブロードウェイ商店街振興組合

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・1980年1月
80年の開店当時の「まんだらけ」は、わずか2坪の広さだった
※|フロアマップの80年1月時点では「まんだらけ」は確認できず

・1988年5月
「まんだらけ」は店舗拡大には至らずポツンと存在しながらも、順調に経営を続けている

・1990年1月
90年には、「まんだらけ」はブロードウェイ内に着実に店舗数を増やしている

・1995年1月
やがてサブカルブールがおこり、95年には「まんだらけ」は一層店舗数を拡大している

・2000年7月
「まんだらけ」が呼び水となり、2000年には他にも「タコシェ」や「TRIO」、「フジヤエービック」など、今でもお馴染みのサブカル店舗が姿を現している

・2005年7月
05年、アイドルショップ「歌姫童夢」なども開店し、ますますサブカルショップが充実されているのがわかる

・2010年夏
2010年には「まんだらけ」だけで20店舗以上にも上り、栄華を極めている現在の様子に限りなく近付いている