タイトル
幽体離脱的視覚拡張。
著者 / 話者
bublcam

幽体離脱的視覚拡張。

bublcam
直径:半径4cm
重さ:280g

映像は見る者に、ある特定の視点を強要するメディアだ。
少なくともこれまではそうだった。

そのメディアとしての特性を大きく変えるのが、bublcamだ。
この球体はフルHD動画を撮影できるカメラで、動画撮影時、カメラの周りを360度撮影することができる。これまでも静止画で360度撮影ができるカメラが存在したが、それが動画になると臨場感、「そこにいる感」は、一層強まる。

スカイダイビングの動画を見る場合、これまでは動画(撮影者)が提供するある一つの視点で動画を見るしかなかった。しかし、このbublcamで撮影された動画であれば、瞬間瞬間で、上を見たり、横を見たり、自由に視線を動かせる。まさに幽体離脱でもしたかのような感覚だ。

ただし、bublcamで撮影された動画でも、カメラレンズの位置は変わらない。当たり前の話だが、カメラの位置は撮影後には変えられない。
そう考えると、bublcamの登場は、その次のカメラの登場の序章にすぎないのかもしれない。カメラの位置まで動かせる未来は来るのか。